肝芽腫

肝芽腫ってどんな病気?

肝芽腫は、小児の肝臓にできるがんです。
小児固形腫瘍において、神経芽腫・腎芽腫(ウィルムス腫瘍)に次いで多いとされており、小児の肝臓にできるがんのうち、一番多いのが肝芽腫です。

肝芽腫は、本来肝細胞になるはずの未熟な細胞が癌化したもので、年間30〜40人程度の小児が発症し、発症年齢は新生児期から2才までで7割以上を占めています。

肝芽腫の症状

腫瘍が小さいうちは特に症状がありません。
大きくなるにつれて、おなかにしこりとして触れるようになります。
また、熱がでたりおなかを痛がることもあります。

このように特別な症状がなく、小さいうちはしこりとしても触れないために、小さな腫瘍のうちに見つかることは稀です。

神経芽腫の検査

血液検査(AFP測定)
腫瘍マーカーであるAFP(α-フェトプロテイン)の血液中の量を調べる検査です。
AFPは、胎生期に肝臓や卵黄嚢で作られる蛋白です。
肝芽腫の場合、血液中のAFPが上昇するため、診断補助や経過観察目的で検査が行なわれます。
腹部超音波
おなかにゼリーを塗り、超音波を発生させる専用の機材でおなかの中を見る検査です。
これによって腫瘍の大きさや位置、また転移の有無を調べます。
CT、MRI
CTやMRIといった画像検査を用いて、カラダを様々な角度から撮影して、腫瘍の有無や腫瘍の位置、転移の有無などを調べます。

肝芽腫の治療法

抗がん剤による化学療法と手術を組み合わせて治療が行なわれます。
抗がん剤によって腫瘍を小さくして、手術によってがんを取り除く方法が一般的な治療法となります。