新生児黄疸

新生児黄疸って何? なにが原因で起こるの?

生まれたばかりの赤ちゃんが、なんとなく黄色い感じがすると思われたことはありませんか?
これは新生児黄疸によるものです。

黄疸(おうだん)とは、血液中のビリルビンが増加して、皮膚や粘膜などが黄色く染まった状態をいいます。
ビリルビンとは、赤血球に含まれるヘモグロビンが代謝される際にできるもので、肝臓へ運ばれて最終的にはうんちやおしっこと一緒に体外に排泄されます。

お母さんのおなかにいるときは、お母さんから必要な酸素をもらっていて、その限られた量の酸素を効率よく取り込むために胎児期は赤血球の量が多い状態です。
そして、産まれたあとは、自ら呼吸をして酸素を充分取り込めるようになるので、不必要な赤血球は体内で処理されます。

産まれたばかりの赤ちゃんの場合、肝臓の機能が未熟で、赤血球の処理が盛んに行われているため、ビリルビンが作られる量の方が肝臓で処理する量を上回ってしまうために黄疸が現われます。
これは、生理的なもので、ほとんどの赤ちゃんが通る道なので心配はありません。

黄疸に母乳が関係していることも・・・

赤ちゃんはおかあさんのおっぱいをたくさん飲んで成長してきます。
このように、母乳には赤ちゃんが成長するための栄養がたくさん含まれていますが、母乳に含まれるホルモンの影響でビリルビンの処理が遅くなり、生理的な黄疸が長引いてしまうことがあります。

ビリルビン値が治療が必要なほど高値でなければ問題ありませんが、母乳を続けるか、ミルクに変更するかの判断は担当の医師と相談したほうがよいでしょう。

新生児黄疸っていつまで続くの?

上記でも書きましたが、生理的な黄疸の場合、生後1日以降から現われ始め4〜6日でピークを迎えそれ以降は徐々に消えていきます。

通常の生理的黄疸であれば、7〜10日くらいでよくなってきますが、母乳性黄疸の場合、2週間以上続くことがあります。

黄疸は病気によっても起こる!!

産まれたばかりの赤ちゃんは、生理的な影響で黄疸が起こりますが、ほとんどの場合、治療を必要とせずに自然によくなります。

ただし、この黄疸は血液型不適合などによる溶血性貧血や胆道閉鎖などの病気によっても起こることがあるため注意が必要です。

新生児黄疸の治療は光線療法が中心

ビリルビンが高い状態が続くと、脳の神経細胞にビリルビンが沈着して脳性麻痺などの障害を起こすことがある(核黄疸)ため、ビリルビンの値が一定以上の値まで上昇すると治療が必要となります。

治療は特殊な光を赤ちゃんに当てる光線療法が主な治療方法になります。
光線療法は、特殊な光を赤ちゃんの皮膚に当てることにより、血液中のビリルビンを分解して尿からの排泄を促進させます。
治療は、おむつ一枚で目隠しをして行ないます。

ビリルビンの値が重度に高値の場合は、赤ちゃんの血液を交換する、交換輸血を行なうこともあります。