風疹

風疹について

風疹は、別名を三日ばしかとも呼ばれ、発熱・発疹・リンパ節の腫れを特徴とする病気です。
風疹の原因となるウイルスは、風疹ウイルスで、春から初夏にかけて流行する傾向があります。
このウイルスの感染力は、麻疹や水痘より低く、25〜50%に不顕性感染が見られ、一度感染すると終生免疫を獲得します。
風疹の感染経路は、飛沫感染です。

風疹の罹りやすい年齢は、集団生活を迎える1〜9歳ころです。

風疹は、健康な子どもにとっては通常軽い病気ですが、発疹出現の1週間前後はウイルスが排泄されており、感染の危険性があるため、ほかのお子さんにうつさないように注意が必要です。

風疹の症状

症状

風疹は、2〜3週間の潜伏期を経て、発熱・発疹・リンパ節の腫れが現れます。
発疹は、赤い小さな盛り上がりで、最初顔から始まり、体・手足など全身にでき、3〜4日程度で消えていきます。
通常、麻疹のように発疹同士が融合することはなく、また色素沈着もみられません。

発熱は、示さない場合も多く、あっても微熱程度で、発疹とともに現れて2〜3日程度で解熱します。

リンパ節の腫れは、発疹の出現2〜3日前に耳の後ろ(耳介後部)や後頭部・頸部にできます。
痛みを伴いますが、ごく軽度のことが多いです。
リンパ節の腫れは、発疹が消えてからも数週間は続くことがあります。

合併症

合併症とは、ある病気が原因となって起こる別の病気をいいます。
風疹の合併症として、稀に関節炎・脳炎・血小板減少性紫斑病などを引き起こすことがあります。

風疹の治療法

風疹は、原因ウイルスに対する薬はなく、また子どもにとって比較的軽い病気のため、合併症を起こさなければ特別な治療は必要とせず、症状をやわらげる対症療法が中心となります。

予防方法

風疹は、予防接種(定期接種)によって予防することができます。
詳しくは、麻しん風しん混合ワクチンのページをご参照ください。

登校・登園について

風疹は、学校保健安全法で予防すべき伝染病2種に属しています。
そのため、登校基準が設けられており、紅斑性の発疹が消失するまで出席停止となっています。

風疹にかかったことがない妊婦の方は要注意

妊婦が妊娠初期に風疹に感染すると、胎児に影響を及ぼし、難聴や白内障、心疾患などの先天性風疹症候群を引き起こすことがあるため注意が必要です。

飛沫感染(ひまつかんせん)
せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。

終生免疫(しゅうせいめんえき)
一生涯免疫が持続し、二度と同じ病気にはかからないもの。

潜伏期(せんぷくき)
ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入してから症状(発病)がでるまでの期間