便秘のホームケア

便秘はどうしてなるの

便秘とは、うんちが硬くうまく出せない状態をさします。
子どもの便秘のほとんどは、偏食や運動不足などの生活習慣、母乳の不足、意図的に我慢してしまうことによって起こることが多く、稀に甲状腺機能低下症・肛門狭窄・ヒルシュスプルング病などの病気によって起こることがあります。

乳児の便秘

生後1ヶ月未満の赤ちゃんは、1日に何回もうんちをしているのに1ヶ月を過ぎたことからその回数は減り、2〜3日くらいうんちがでなくなることがありますが心配はいりません。
これは、腸が発達してきて便を貯めておけるようになったからです。

うんちが軟らかく、あまりいきまずに排便することができるなら、2〜3日おきでも構いません。
それがその子の排便周期だからです。

乳児期の場合、ミルクまたは母乳が中心の食生活ですから、うんちになる原料が少ないので便が毎日でなくなりやすいので、元気があり、体重も順調に増えていれば心配要りません。
ただし、2〜3日ごとに硬くコロコロしているうんちがでるようでしたら便秘ですので注意が必要です。

幼児・小児の便秘

幼児、小児の便秘の原因に多いのが、偏食や便意を我慢してしまうことです。
食生活が乱れていたり、遊びに夢中で便をがまんしてしまったり、小児の場合、学校で便をしたくなっても学校のトイレ(特に男の子)で便をしたくないため(男のこの場合、うんちとおしっこをする場所がわかれているため、うんちをしているとすぐに分かってしまいからかわれやすい)に我慢してしまい、そのようなことが続くことによって結果として便秘になってしまいます。

便秘のホームケア

乳児の場合

1) 哺乳量は十分でしょうか?
赤ちゃん、特に乳児期の場合、ミルクや母乳を飲む量が少なくなっていると便になるもとが少なくなるために、便秘になりがちです。
赤ちゃんの飲みがよいか、また、体重は順調に増えているか観察しましょう。

2) マルツエキス、砂糖水を与えてみましょう
乳幼児の便秘時に良く使われるマルツエキス(主成分:麦芽糖)や砂糖水が便秘には効果があります。
これらの主成分は糖分で、糖分には排便を促す作用があります。

3) 「の」の字マッサージで腸を刺激!
赤ちゃんのおなかをおへそを中心にして「の」の字を書くようにやさしくおなかが少しへこむくらいの強さで5分程度さすりましょう。
こうすることによって、腸を刺激してうんちがでやすくなります。

4) 離乳食が進んでいる場合は、果物や食物繊維の多い野菜、油を使った料理を与えてみましょう。
ただし、赤ちゃんの場合は他の栄養のバランスなどを考慮して、それらをあげすぎたり、偏り過ぎないように注意してください。
@ 食物繊維
食物繊維は、腸を刺激して運動を活発にして排便を促したり、食物繊維自体に水分をためこむ働きがあるため、この働きによって便量を増やしかつやわらかい便をつくってくれます。
これらの働きがあるので、食物繊維には便秘解消の効果があります。

A 油
油を摂ると腸の潤滑油の役割をしてくれて便が滑って出やすくなります。
ただし、何事もそうですが摂りすぎはよくありません。

B 果物
果物をすすめる理由は主に3つあります。

  1. 食物繊維が含まれて(りんごなど)いて、食物繊維によって腸が刺激を受け排便を促したり、食物繊維によって便量が増え排便を促す作用があります。
  2. 果物の甘味成分の果糖が大腸を刺激し、大腸の運動を活発にし、かつ、便を柔らかくする作用もあるため、排便がスムーズになる効果があります
  3. 果物に含まれている有機酸(クエン酸など)が大腸を刺激するため、排便がスムーズになる効果があります。

5) 綿棒浣腸を試してみては?
まず、おむつを替える姿勢にて市販の綿棒の先にべピーオイルをつけ、肛門の周りを刺激します。
この刺激だけでうんちがでることがあります。
その次に、綿棒を1cmほど肛門にいれてやさしく回して刺激します。
この刺激によって、しばらくするとうんちがでてくることがあります。
あまり強く刺激すると肛門や腸を傷つけてしまう恐れがありますので、くれぐれも優しく行ってください。

幼児・小児の場合

1) まずは、我慢をさせないことが大切です。
毎朝、排便をする習慣をつけるために、でなくても同じ時間にトイレに行くようにしましょう。
決して叱ったりして無理に排便を促さないでください。逆効果です。
優しく見守ってあげましょう。

2) 規則正しい生活を心がけましょう
生活のリズムが乱れは便秘の原因となります。
食事の時間や寝る時間、起きる時間をしっかりと決めて、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

3) 便をしやすい環境にしましょう
上記でも述べましたように、男の子の場合、学校はうんちをしづらい環境であるといえます。
機会があるようなら、先生や父母会などで話し合い抵抗なく学校でも便をすることができる環境を整えることがとても大切だと思います。

学校によっては男の子が排便しやすい環境にするために女の子のトイレのように個室になっているところもあるようです。

4) ゲームばかりでなく外で遊ぼう
外でカラダを動かすことによって、腸が刺激をうけ排便を促してくれます。

5) 食事にも気をつけましょう
@ 寝起きに一杯の水を!
朝起きてすぐ水を飲むことによって、腸が刺激を受けて活発に動き始め、排便を促してくれます。

A 食物繊維の多い食事を取りましょう
食物繊維は、腸を刺激して運動を活発にして排便を促したり、食物繊維自体に水分をためこむ働きがあるため、この働きによって便量を増やしかつやわらかい便をつくってくれます。
これらの働きがあるので、食物繊維には便秘解消の効果があります。

B 油料理をも効果的
油を摂ると腸の潤滑油の役割をしてくれて便が滑って出やすくなります。
ただし、何事もそうですが摂りすぎはよくありません。

C 水分不足は要注意
水分摂取の量が不足すると、腸は便からの水分を吸収して便を硬くしてしまい、便秘の原因となります。
そのため、水分をしっかりととり、便をやわらかい状態に保つようにしましょう。

D くだものを食べよう
果物をすすめる理由は主に3つあります。

  1. 食物繊維が含まれて(りんごなど)いて、食物繊維によって腸が刺激を受け排便を促したり、食物繊維によって便量が増え排便を促す作用があります。
  2. 果物の甘味成分の果糖が大腸を刺激し、大腸の運動を活発にし、かつ、便を柔らかくする作用もあるため、排便がスムーズになる効果があります
  3. 果物に含まれている有機酸(クエン酸など)が大腸を刺激するため、排便がスムーズになる効果があります。

6) どうしてもでないときは、イチジク浣腸を試してみましょう
うんちがどうしてもでなくて苦しい時は、イチジク浣腸を使用してみましょう。
使用する前は、かならず小児科の先生に相談してから行なうようにしましょう。