陰嚢水腫

陰嚢水腫について

陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)は、陰嚢内に水がたまることにより陰嚢が腫れる病気です。

胎生期に精巣がそけい部に降りてくる時に腹膜の一部が鞘のように飛び出します。
これを(腹膜鞘状突起―ふくまくしょうじょうとっき)といいます。

通常、精巣が陰嚢内に降りると自然に閉じますが、それが閉じないままの状態で水が溜まったものが陰嚢水腫です。
水ではなく、腸が飛び出したものが鼠径ヘルニアです。
陰嚢水腫は、1歳以下のお子さんの場合、自然に治ることが多く、放置しておいてもカラダに害を及ぼすことはありません。

陰嚢水腫自体はカラダには害はありませんが、お子さんが大きくなるにつれて、陰嚢の大きさを意識するようになるため2〜3歳を過ぎても治らない場合は、手術による治療が行なわれます。

陰嚢水腫の症状

陰嚢が大きく腫れますが、痛みはありません。
ペンライトなどの光を陰嚢に当てると光が透けて見えるのが特徴です。

陰嚢水腫の治療法

手術は、鼠径ヘルニアの手術と同じで、高位結紮術(こういけっさつじゅつ)と呼ばれる方法で、ヘルニアの出口を糸でくくります。
手術時間は30分程度、傷口も1〜2cm程度で傷跡もほとんど目立ちません。