停留精巣

停留精巣について

停留精巣(ていりゅうせいそう)とは、陰嚢内に精巣がない病気です。

男の子の先天的な異常の中では頻度が高い疾患で、100人中3人くらいに認められ、早産のお子さんでは頻度が高くなる傾向があります。

通常精巣は、産まれてくるまでの間に腹腔内にある精巣が徐々に下降して陰嚢内に降りてきますが、停留精巣はなんらかの影響で精巣が途中で止まってしまう状態です。
精巣が陰嚢内まで降りずにおなかの中に留まっていると、陰嚢内にあるときと比べて2〜3℃高い環境にある状態となり、精子を作る細胞が減少して不妊症の原因となったり、治療せずに停留精巣をそのままにしておくと成人になってから癌になりやすいといわれています。

精巣は左右に1つずつありますが、停留精巣は通常片側のみ起こる場合がほとんどで両側に起こるのは少ないです。

産まれた時に停留精巣であっても1歳くらいまでに自然に降りてくることもあり必ずしも治療が必要というわけではありません。
ただし、1歳を過ぎてもおりてこないようなら治療の必要があります。

停留精巣の症状

停留精巣は、陰嚢内に精巣を触れない以外に特別な症状がありません。

停留精巣の治療法

精巣の機能低下を防ぐために、1歳頃になっても精巣が降りてこない場合は手術によって治療をする必要があります。
一般的に、全身麻酔下でソケイ部と陰嚢を数センチ切り、精巣を陰嚢内に固定する精巣を固定する手術が行なわれます。
手術後の状態が良好であれば、2〜3日程度で退院できます。

退院後は、陰嚢を刺激する遊び、例えば三輪車のようなまたがる遊びや下腹部に刺激や力がはいる遊びは先生の許可がでるまでは控えましょう。